築50年の古民家をリノベーション|毎日が楽しくなる快適なリノベ暮らし

古民家をリノベーションさせていただきました。

よくある質問で「リノベーションとリフォームの違いはなんですか?」と聞かれるのですが、リノベーションとリフォームは、共に建物の改修・修繕を行う手法ですが、その手法や範囲において大きく異なります。リフォームは、既存の建物に対して内装や設備のリフォームを行うことで、新しい雰囲気を出す方法です。一方、リノベーションは、既存の建物を解体して、構造体や土台を残しながら新しい構造を作り上げることで、建物の価値を高める方法です。

今回はお客様のご実家の隣の家をご購入されて快適な生活を送るお手伝いをさせていただきました。

お客様からのご要望

・実家の隣の空き家をリノベーションしてほしい
・寒い土地なので冬は暖かく過ごせるようにしてほしい
・天井が低く暗い雰囲気なので天井を高くして明るい空間にしたい
・床の高さがバラバラなので段差のない床にしてほしい
・姉妹家族が来た時に泊まれるように部屋を作ってほしい
・甥っ子が漫画が大好きなので大きな本棚が欲しい
・自分が住まなくなった時に甥っ子に譲りたい。譲ったあとも快適に住めるお家にしたい

ご提案内容

今後もしお母さまの介護などが必要になった場合を見据えて、お母さまの部屋とご本人様の寝室を隣にして、すぐに様子が伺える間取りにいたしました。
お母さまの寝室は水回りの近くにして動線を短くする事で、車いすでの移動に負担がかからないようにしました。
また、廊下幅も車いすで通りやすいように広げ、トイレの入口は通常よりも開口幅が広くとれるようにし、使いやすさをメインにご提案いたしました。

和室とリビングは引き戸を開けると一部屋になるようにし、大人数でも圧迫感なく過ごしていただけるようにしました。

スッキリ収納できる靴箱

靴箱は、履いた靴を収納するための家具ですが、その大きさは家庭によって異なります。家族の人数や、履く靴の種類によって必要な収納スペースが異なるため、靴箱の大きさを選ぶ際には慎重になる必要があります。
既製品の場合大きめの靴箱は、場所をとるため外観がかさばって見えることありますが、玄関が狭くならないように見える靴箱を選ばれたため入口からの見栄えもスッキリしています。

これですと、ご親戚が泊まりに来ても靴のスニーカーやブーツなど種類や量を気にせず収納できますね!

玄関リフォームのポイント

玄関リフォームの種類には、外装工事や内装工事、ドアの交換、照明器具の設置などがあります。それぞれの工事によって費用は異なりますが、外壁塗装や屋根修理などの大規模な工事を行う場合には、数百万円規模の費用がかかることもあります。
今回は外壁は以前お住まいの方が工事をされていたので、外壁の工事が必要ない玄関の取り換えだけにしました。
玄関は家の顔と言われるほど、家のイメージを決定する重要な場所ですが外壁をそのまま活かし、新しい玄関を設置するだけでも雰囲気が大きく変わります。

コミュニケーションが増える和室とリビング

キッチンと和室をつなげる方法は、さまざまな種類があります。例えば、キッチンと和室の間に引き戸を設置する方法や、キッチンと和室を段差で繋ぐ方法などがあります。

今回は将来お母さまが車いすを使う事もあるかもしれないという事もあり、段差で繋ぐ方法ではなく、和室とLDKが2か所の引き戸で繋がるようにしました。
一か所だけ引き戸で繋がるようにしている場合も多くありますが、キッチン側にも引き戸で繋げ、コミュニケーションを取りやすくしました。
これでしたら大人数でも広々とした空間で過ごす事ができますし、キッチンからも皆の様子を伺う事ができます。
また、和室の引き戸を閉めるとお客様の寝室になります。

建具を開くと広く部屋がつながってどこの場所でも明るく、開放感溢れるスペースになりました。
また、和室とキッチンをつなげると、和モダンな空間になります。

和室には甥っ子さんの大好きな漫画本を大量に収納できる収納棚を製作して設置いたしました。

大人数での食事もできるキッチンカウンター

キッチンカウンターは姉妹家族が来た時に大人数でも食事が皆でできるようにキッチンの前にカウンターを作りました。
キッチンカウンターをダイニングテーブル代わりにすることで、スペースを節約することができ、家族や友人とのコミュニケーションも取りやすくなります。食事に使わない時は、材料を置くスペースにするなど様々な用途で使う事もできます。
キッチンカウンターは、キッチンとリビングをつなげる役割も果たしてくれます。リビング側にキッチンカウンターを設置することで、キッチンでの調理中にもリビングで過ごすことができ、家族や友人とのコミュニケーションをとりながら調理することができます。リビングに合わせてカウンターをデザインすることで、統一感のある空間を作ることができます。

また、キッチン横の柱は元々は無かったのですが、天井を解体してみると構造的に不安定だったため、邪魔にならない位置を検討して柱を立てました。この柱があると2階の強度を保つ事ができるので安心です。

カフェのような可愛いインテリア

キッチンの照明器具はお客様ご自身が探してこられたのですが、木目調のキッチンカウンターととても合っていて、照明についた帽子が木目調のどんぐりの照明でとても可愛く、全体の雰囲気ととてもマッチしています。

収納力抜群のキッチンパントリー

この場所は丁度階段の下の部分になっており、ここにパントリーを設置する事をご提案しました。
奥行きがあるため、奥に収納したものも出しやすいように引き出し形式にしました。また、一つだと引くときに重いので2つに分けて設置いたしました。
現地にいってサイズを測り製作したのでピッタリと収まり大容量の収納スペースになりました。

キッチンパントリーは、キッチンの収納スペースの一種で、食品や調理器具、テーブルウェアなどをまとめて収納できるパントリーです。普通のキッチンの棚や引き出しよりも、大量の食材や調理器具をすっきり収納することができるため料理をする際に大変便利です。
ただ、既存のものですと家のインテリアと合わなかったり、スペースを確保してキッチンが狭くなったりする場合もあるため、今回のように現場でどこに配置するのがベストかという視点でご提案させて頂くことで、普段ならデットスペースになるような場所もうまく利用する事ができます。

広くてお洒落な洗面

こちらはお客様ご自身で探された洗面台の鏡です。
左側は立って使う用に、右側は座って使うように設置いたしました。
これならご親戚が泊まりに来られた際も洗面所を一緒に使う事ができるのでとても便利ですね。

車いす対応の広いトイレ

トイレも将来お母さまが車いすを使う事になった場合を想定して施工いたしました。
車いすに対応したトイレは、車いすの方にとって大変重要なものです。
車いすが回転できる広さや手すりの高さ、手洗い場の高さなど、、車いす対応トイレに必要なスペックが満たせるように施工をいたしました。

圧迫感のない天井の高さ

この場所は天井が低く圧迫感がありました。

天井が低いと、圧迫感があったり、窮屈な印象を与えたりすることがあります。天井が低く感じる原因としては、住宅の設計や、天井に使われる色、質感などがあります。
今回は補強の問題で部分的に天井が低くなった箇所もありますが、全体として20センチ以上天井を高くすることができました。
天井が低い部屋をリフォームする場合、天井高を重視することで、より広々とした空間を演出することができます。

2階部分のお部屋も床から天井まで新しくする予定でしたが、現場で確認してみると和風の天井が綺麗な状態だったので、和風の天井はそのまま活かせるように、床は畳からフローリングに、壁は土壁からクロス仕上げにし、床と壁をシンプルに仕上げる事で、既存の和風の天井とマッチするように施工いたしました。
天井を既存のまま活かす事で工事費用も抑える事ができ、お客様のご希望に沿ったリノベーションができて、本当によかったです。

古民家リノベーションは、新築よりもコストが抑えられることが多いですが、何よりも、古民家リノベーションによって、地域の活性化が期待できます。
そして、リノベーションしたお家を見て、お客様が笑顔になってくれる事が幸せです。

当社エムズワークスは地域に根着く工務店として、空き家をリノベーションする事で、地域に住む皆様の暮らしが豊かになり、さらに空き家を減らして行くことで地域貢献ができると考えています。

エムズワークスの理念

株式会社エムズワークスは「暮らし改善業」として、既存住宅の維持・改修に努め、地域の方の暮らしを守っていくことを理念としておりますので、いつでもお気軽にご相談ください。

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株式会社エムズワークスは『暮らし改善業』として、一人ひとり違う暮らし方に寄り添い、工事をさせて頂きます。